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■カリミクイファクトリー周辺は、豊かな赤い火山性土壌で、気温は年間を通じて13℃から24℃の範囲とコーヒーの栽培に理想的な環境です。 3月から5月までの長い雨と、10月から12月までの短い雨の2つの期間の雨が観測されます。農園のすぐ脇にはケニア山から流れるニャミンディ川があり豊富な水源が確保できてます。 ◇カリミクイ精製所のマネージャーはモーゼス氏(写真左下)。 彼の指揮で周辺エリアで収穫されたコーヒーは、フルーティに精製されます。 カリミクイの精製は、水路を多用したケニアの王道の精製。 その精製に使われる大量の水ですが、近隣で最もピュアな透明度の高い水を精製に使用するためパイプラインを建設しています。(写真左) 収穫されたチェリーは、厳選され精製所に運ばれます。 精製所では、まずフローター(水槽)に掛けられ未熟豆などを取り除きます。 密度の高い豆は水槽下に沈みパルピング(果肉除去)され発酵タンクに送られます。 発酵は、24時間~36時間水を抜いた乾式発酵にて行われます。 終了しますと水路に流されながら豆は洗浄され、ケニア山からの綺麗な水を使用するタンクで24時間程浸漬されます。 この浸漬プロセスにより、各豆の細胞構造内のアミノ酸とタンパク質が発達し、カップ内の酸味と複雑なフルーツフレーバーのレベルが高くなり、それがケニアコーヒーの最大の特徴となります。 その後、乾燥工程にはいります。 乾燥工程も数段階ありますが、斜面に設置されたドライベッドにて12~20日間天日乾燥されます。 カッピング・・・ ダークベリーやカシスの酸味そして少しアーシーさのある雰囲気をもった複雑な香り。 太くも丸さのあるコクにベリー系のジューシーさが効いたバランス感のある風味がいいです。 ワイルドさも持ち、存在感のある強く層の厚い風味。 アフターテイストは長く強いコーヒー感が残りながら最後まで複雑なケニア味を楽しめます。 とにかく名産地のケニアコーヒーらしい強さと甘酸味とアーシー感のある大地を感じる太い風味があるケニアです! 焙煎はさまざまに対応できますが、それほど深く焙煎せずにハイ+~シティ迄で苦味を抑え甘い酸味をしっかり生かしながら重厚な力強さを出す焙煎がお奨め! 酸味を弱くしたい場合にはより深く焙煎すれば、後味も良いまま酸味は薄れていきます。 終盤に最高温度は上げないまでも、途中で強めのカロリーを上手に与えたほうが、良いケニア味がでる。 |
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