グァテマラの珈琲生産エリアの中で最も首都から遠く起伏の激しい秘境エリアからウイツマティグ農園のご紹介です。

ウエウエテナンゴ県の珈琲の名産地デモクラシアでアルトゥーべ家4世代にわたって家族経営されている古い農園。
ウエウエテナンゴ県は、スペシャルティという枠組みができたこの20年で最も発展したエリアとなり数々のグァテマラの名農園があります。 もちろん
ウイツマティグ農園はCOE(カップオブエクセレンス)での上位入賞歴もあり、その時は日本の丸山珈琲が落札しています。

1957年5月24日、初代のホルヘ・アルトゥーベがメキシコとの国境に隣接したウエウエテナンゴのチチナバ村に農園を買い、その地形から”ウイツマティグ”(大きな丘)と命名しました。  その後、二代目、三代目と時代は移り現在四代目のアイバン氏が農園を引き継いでいます。 農園内はさながら森のよう(写真2番目)で、自然豊かで環境が守られており、アライグマ、リス、フクロネズミ、モグラなどの野生動物やキツツキ、ムシクイ、チャチャ、グアルダバランコなどの野鳥が生息しています。


ウイツマティグ農園では、パカマラ、ブルボン、カツーラ、パーカス等の品種でおよそ2,500本が栽培されています。  農園は遮る物が何もない南向きに切り立った日当たりの良い立地(写真最下部)にあり、土壌は理想的な水はけのよい石灰性粘土質。 高標高で南向きの斜面で生育される珈琲は、もちろん直射日光を避けるため多くのエリアはシェイドツリーに覆われています。

ウエウエテナンゴは、グァテマラの珈琲生産地の中でも高標高の農園が集まる地。  グァテマラで最も起伏が激しい山岳地の上標高が高い処でして、通常であれば農作物は霜害でやられてしまいます。   しかしウエウエテナンゴはメキシコ国境隣接山岳地帯ゆえに、テワンテペック平原から吹き上がる熱風により霜害から守られています。 さらに、ウエウエテナンゴは降雨量がとても少ないエリアで有名な地でして、限られたエリアでしか栽培はできません。 しかしこのウイツマティグ農園の年間降雨量は2000mmを誇ります。  この2000mmというのはウエウエテナンゴではトップレベルに高い水量となり、水源豊富に精製をすることが可能となっています。

 グァテマラ ウイツマティグ農園 ブルボン ウォッシュド


生 産 国  グァテマラ
生産地域:  ウエウエテナンゴ県デモクラシア、クチュマタネス
業   態:  エステー
品   種:  ブルボン
 規   格:  SHB EP
スクリーン:  15UP
標   高: 1,350m~ 1,800m
収 穫 期:  2020年1月~2020年4月
 精製方法: ウォッシュド
乾燥方法:  天日乾燥
クロップ年:  2020
日本到着:  2020年11月
保管方法:  グレインプロ/定温倉庫(15度設定)

農園主のイバン氏は基本的にグァテマラシティにいて、農園のマネージメントはマネージャーのフアン氏が取り仕切り、スタッフ約20名と農園内で暮らしながら行っています。
WINWIN本舗取引先商社のS氏がコロナが世界に広まる以前で農園視察が可能だった2019年8月に直接ウイツマティグ農園を視察し日本への取引に至っております。 
視察時にS氏は、農園主のイバン氏が生活をするグァテマラシティから車で農園まで移動。 ウイツマティグ農園は、グァテマラの首都ガテマラシティから直線距離で北西に約200kmの地。日本の感覚であれば、3時間程度あれば到着できるだろうと思いますが、そこはトンネルなど存在しない高標高の山岳地帯、車で9時間も掛けて視察に行っています。
農園のコーヒー栽培エリアは、でこぼこの急斜面(写真左・・分かり難いですが・・)で、前述S氏は農園視察後に園内で膝を壊してしまいトラックで救出されるという災難にあいながらも、しっかりと農園をチェック並びにレポートしてくれました。

カッピング・・・深く甘くちょっとキレを感じる複雑な香りで華やかさがあります。 バランスの取れた風味で飲み口は丸く優しくその上でコクがあります。 酸味にもそのまま飲み口・風味の丸さは続き、角の取れた丸い酸味が心地よいです。  後味も複雑に綺麗に続きます。 風味のクリア感が印象的であり、風味的にはコンテスト上位に入るクラスの誰にも好まれる洗練されたコーヒーとなります。 
焙煎・・ハイ+~シティ・・あまり浅すぎず、また深く煎り過ぎない方が層の厚い風味が出ます。
  アロマ:
  ボディ:
  酸 味:
  後 味:
 
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