エチオピアの南部に位置するゲデブエリアの単一珈琲=厳選したエステートモノです!

エチオピアのモカは世界的に人気ですが、流通する多くはモカは、大きく各生産地エリアで収穫され精製分されたものをミックスしてロット分けしたものです。 そして、もう少し生産エリアを狭めたロットになりますと、各有名生産エリアで精製工場を所有するような企業が、スペシャルティ珈琲向けに精製したマイクロエリアに分けた企業名が付いたロットになります。

☆今回のこの
アルマズ・メンゲシャは、地図でいいますと豆粒程度までトレースが可能な小農家の単一ロットから選び抜いた、まさにエチオピアでは超マイクロロットとなります。
◇エチオピアのほぼ中央にある首都アディス・アベバから南に直線距離でおよそ330kmほど進んだあたりがイルガチェフェエリアのあるゲデオ県(末尾地図)です。 このゲデオ県はイルガチェフェと総称される中でも美味しい珈琲を生産するの一大産地です。 そのゲデオ県の最南部にあるのがゲデブ郡です。 そのゲデブ郡の最南部辺り(ピンクの★マーク)で収穫されたのがこの珈琲となります。 ゲデブ郡以下の住所は、
chelchele村kumudecha地区とかなりトレースができます。  この"Chelchele(チェルチェレ)"は、「山に囲まれた緑豊かな平地や畑、泉が湧き出ている土地」という意味、また"Kumudecha(クムデチャ)"には、コーヒー栽培が始まるずっと以前に、この土地に生えていた「荒れ地のとげ」にちなんでつけられた名前で、ゲデオ族の言葉が由来となっています。

・・・そんなに選び抜いてなにか特別なメリットはありますか? という疑問も出てくるでしょう。

 ロットのエリア分けは、大きくなればなるほど、風味は各農園の産出する風味がミックスされて同じ傾向の風味になってきます。 単一小農家の
超マイクロロットになりますと、美味しい珈琲を見つけた場合には、その個性が含まれた風味がそのままカップに落ちます。 他の風味が混ざらず美味しさを味わう事ができるのです。 その他のフルーツやお米などに例えるともっと判り易いですが、良い単一農園の作物は単一のまま入手するのがベストなのです。  しかしながら、標高2,000mもある農地です。 小農家レベルで単独で輸出するには、程よい収穫量の規模と正確性のある農法を確率できていなければ叶わず、そんな農園はまだまだ少ないのです。  そして、勿論個性のある良い風味がなければ、そんなマイクロロットに特別な価値などありません。  自信のある農家だけがリスクをとって手間暇かけ良い珈琲作りにチャレンジした結果として、価値ある素晴らしい風味が生まれ、選び抜かれて今回のように輸入されるのです。  

ROYAL MOCHA G-1
 エチオピア・ロイヤルモカ◇アルマズ メンゲシャ農園 G-1
さらにメンゲシャ農園について
 農園主であるAlmaz Mengesha氏は4人の子を持つ母でありながら、彼女の父親や祖父母から代々続く家業を受け継ぎ、品質の高いコーヒーを生産することに情熱をささげている女性です。
伝統的にコーヒー栽培者が多いゲデオ州の中でも、
海外のバイヤーに直接販売するライセンスを与えられているのは、一握りの1,250件程度の農家しかございませんが、Almaz氏も政府に認められた農家の一人です。
農園内には、WanzaやBirbira、 Keraroや Dokmaと呼ばれる地元の木々も生い茂り、コーヒー栽培におけるシェードツリーの役割を果たしています。  そのような環境下で育ったコーヒーチェリーは12月~1月頃まで根気強く管理され、
完熟した状態で摘み取られるいわゆる「樹上乾燥」の伝統的な精選方法で収穫されます。 Almaz氏は何世代にもわたって代々受け継がれた伝統的な生産方法や管理方法を駆使し、農薬や化学肥料は一切使わず、高品質かつ100%オーガニックのコーヒーを作り上げます。

エチオピア珈琲の動き
 ここ5年ほどエチオピア珈琲は、良い意味で落ち着きがあり、新たな局面を見せております。 これまでのエリア分けしていた生産地エリアから良質な珈琲を産出するエリアをさらに細分化する動きが継続して起こっている。 さらに2008年からのECX制度によりエステート農園珈琲の調達が難しかったのですが、近年良質な農園モノを調達する事が可能になってきた事がもう一つの大きな動き。
 それによりマイクロエリア毎に良質な珈琲がどんどん出てきており、競争で品質が上がっていると同時に、一定の手間を掛けた分の価格上乗せがありながらも競争によってその上昇が抑えられているという印象です。 モカファンにとってはとても良い状態が続いているため、良質な珈琲を入手しやすくなっています。

カッピング・・・ナチュラルモカ香りをしっかり楽しめるロット。花、ハチミツをベースとしたかなり複雑な甘い香り。良質な豆だけにゲイシャのような香味も時折出てくる。  少しふくよかな丸みを帯びたモカ風味にジューシーな甘い酸味が絡み、そのバランスが非常に良い。 後味もまったり感もあり最後まで上質で華やかなモカを楽しめる。 冷めてフルーティさは増し、より複雑に甘く綺麗な最上級モカを楽しめます。流石に小農家エステートものまで選び抜いただけの風味があり、はっきり言って中途半端なクラスのゲイシャよりよほどゲイシャっぽく美味しいです。
焙煎・・1ハゼ中盤~2ハゼ前の煎り止め。 焙煎後3日目頃から飲み頃。 ハチミツのような香りや甘味がカップに落とし込めれば正解。 




生 産 国  エチオピア
生産地域:  南部諸民族州 Gedeoゾーン Gedeb群 
Chelchele村 Kumudecha地域
業   態: エステート
品   種:  エステート在来種
 規   格:  G1
スクリーン:  14~17
標   高:  1,900~2,000
収 穫 期:  9月~1月
 精製方法:  ナチュラル
乾燥方法:  天日乾燥
クロップ年:  2021/2022
日本到着:  2022年8月
保管方法:  定温倉庫(15度設定)

   
  アロマ:
  ボディ:
  酸 味:
  後 味:  


 
Almaz Mengesha
Natural


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