パナマの地でそのポテンシャルを発掘されたゲイシャ種。
        その原種がこのエチオピアのゲシャ村のコーヒーです。


今回取扱いのOMAの品種は、パナマのゲイシャに形状風味ともに最も近いゲシャ1931のストレート!

昨期取扱いの3品種ブレンドのCHAKAよりも、OMAはよりゲイシャの風味を感じるロットです。

米国生まれのアダムAdam Overton氏とエチオピア生まれのレイチェル サミュエル夫人(写真左下)。
彼らが
ゲシャビレッジ農園を創立したのは2011年と本当にごく最近でして、2018年度が商業ベースでは3回目の収穫となります。
それ故にこれまでの常識に囚われない新たな挑戦が、コーヒーの起源の地とも言われるエチオピアで行われています。

そもそもエチオピア珈琲の一大拠点はエチオピアの首都AddisAbeba付近と東のHararそして南のYirga Alem辺を結んだ3角地
帯(下地図緑の3角形エリア)に集中しており、ここにハラ―やシダモそしてイルガチェフェが含まれます。 一方で
ゲシャ村はそれらとは
異なる、エチオピア南西部のスーダンとの国境近くのジャングルにあります。
 エチオピアは発展を遂げ今ではアフリカ指折りの大都市がありますが、それはあくまでも都市部の話。 国境沿いの町などはまだま
だインフラ自体ぜんぜん整っていません。 そしてこの
ゲシャ村付近はスーダンとの国境近くということもあり、まだまだ未開の地に近い
ようなエリアがあります。

ゲイシャ種は2003年にパナマのオークションで華々しくデビューしておりましたので、夫妻もゲイシャ種に関しては知識があったと思い
ますが、オーナー夫妻は先にエチオピアでコーヒー農園を始めるということを決め。その後現地の方の薦めがありこの
ゲシャ村の地に農
園を開くことを直観で決めたと言っております。 そしてその直感通りに
ゲシャ村こそがそのゲイシャ種の起源となった原生地なのです。 
ゲイシャはこのエチオピアのゲシャ村からコスタリカに伝わりそしてパナマへと渡ります。
オーナー夫妻は
ゲイシャ村のジャングルゴリゲシャの森に自生するゲイシャ種2種の栽培に成功します。
収穫から3年でもコンテストでの受賞はもちろん、オークションでもエチオピア産としては別格の高値で落札される農園までに発展してい
ます。

OMA LOT 116
Natural
 Gesha 1931


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 ゲシャビレッジ農園 OMA ナチュラル


生 産 国: エチオピア
生産地域: エチオピア南西部、ベンチマジ区  OMA区画
農 園 名: ゲシャビレッジ農園 
業   態: エステート 
品   種: Gesha 1931
 規   格: G1 
土  壌: 原生林、茶赤色ローム質 
スクリーン: 14UP 
標   高: 1,931m~2,040m 
収 穫 期: 10月~1月 
 精製方法: ナチュラル精製  
乾燥方法: 天日乾燥
クロップ年: 2017/2018 
日本到着: 2018年9月 
梱包保管: 真空パック/定温保管 

 ゲシャビレッジ農園では8つの区画で6種の珈琲を栽培しています。 中でもGori Gesha 2011 (GG)、Gesha 1931 (G31)、Illubabor Forest1974 (IF)の3種がメインとなっています。ゴリゲシャは ゴリ・ゲシャの森の遺伝子多様性を反映する品種ゲイシャ1391はパナマのゲイシャ種に形状・風味ともによく似た豆イルバボールフォレスはエチオピアコーヒーの研究所から選出した豆で耐病性に優れています。 今回OMAの品種ははそのゲイシャ1391です。
 ゲイシャ種は低標高でも育ちはしますが、中米でもアフリカでも高標高1600m以上の農地でないと原則その風味の本領は出てきません
 1450~1550mと少し標高が下がっただけでもそのゲイシャ味がほぼ消え失せることがあるのは業界では良く知られていることです。
 その点高標高の地エチオピアは、
栽培標高が1900m以上でして好条件であることは言うまでもありません

カッピング・・・香は柔らかいですがゲイシャ香を感じられます。奥ゆかしいゲイシャ風味。 甘い酸とゲイシャ特有の風味。 こちらは表現が難しいのですが、よくジャスミンや核果そしてハニー感といった感じと表現されるとにかくゲイシャ味です。 冷めるに従ってよりググッとゲイシャ感が感じられるようになります。 カッピングとして伝えたいのは、安価にしてさすが高地産のゲイシャ種だけあって、パナマで感じられるようなゲイシャ種の片鱗が風味として感じ取れるという事です。

焙煎・・・ゲイシャ種ですのでベスト焙煎は例外なく難易度が高いです。 強過ぎるカロリーを与えるのはNG。お奨めはハイ程度少し弱気にローストを行い焙煎後7日程度以上寝かせるという常套手段。 そしてこちらもゲイシャの常識、抽出量に応じて通常の1.3倍~2倍の豆量を贅沢に使い淹れる事で本格ゲイシャ感を楽しめます。 ゲイシャ種です冷めるに従って本領発揮します。
抽出は、ペパードリップ以外を推奨します。
  アロマ:  
  ボディ:
  酸 味:
  後 味: