☆エチオピアの南部(イルガチャフェの南西部)グジエリアで収穫されたGESHA種(ゲイシャ)
グジエリアは、エチオピアのコーヒー産地の位置関係的には、イルガチェフェのゲディオとシダモエリアに隣接する好立地条件のエリアとなります。
◆元々は広いシダモゾーンの珈琲として一括りだったエリア。 しかし、この南部シダモのグジエリアはシダモ珈琲の上級品がとれるということで人気沸騰し需要が増えたことから、自然な形で2012年前頃にGUJIゾーンとしてブランド化されました。 年々グジは正当な評価まで高まりつつありますが、マイクロロットのようなエリアで収穫量があまり多くないので、正当に評価されるまでにはもう少し時間が掛かりそうです。
イルガチャフェよりも少し乾燥している地帯にあるため、ナチュラル精製した時に独特の風味が生まれることがこのグジの特徴。 中米のワイニー精製のようなワイン感・ジャム感のあるフルーティな性格を持ちます。
このGELANA G1の収穫エリアは、特徴としてはエチオピアのコーヒー産地の中でも森の中の高地エリアとなります。
◆コーヒーの生産者は、Israel Degfa氏(写真左下)。Degfa氏は、エチオピアに13の精製所と4つの管理農園を持つKERCHANSHEグループのCEO。 そのDegfa氏のプロジェクトとしてゲシャ種苗栽培から精製までプロデュースされた最高グレードのゲイシャ種が今回のコーヒーGELANA G1です。
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◆Gelana農園のゲシャ種は、エチオピアの連邦研究機関の一つであるJARC(Jimma Agricultural Research Centre=ジマ農業研究センター)から、パナマのゲイシャ種の由来と言われているエチオピアの原種であるゲシャ種のみを購入し、2014年から栽培しています。 ゲイシャ種の苗はその他の在来種より繊細な取り扱いをされます。 まずGalanaゲシャの苗は、先端農法を用いコンピューター制御された温室で育てられます。 育てられた苗木は、植え付けシーズンに早朝か夕方遅い時間帯のしかるべきタイミングで一定の間隔で植えられます。 さらにストレスを避けるためフルーツなどのシェイドツリーを植えて日陰栽培を行います(写真左上)。 シェイドツリーは、落葉果樹を組み合わせております。 深い土壌から養分を吸い上げた葉が落葉し下のコーヒーの木の周辺の土に返る事でコーヒーに必要な有機養分を与える役目も持っています。 ◆Gelana Gesha農場は、Gelana川からの水を使用して、点滴灌漑とスプリンクラーによって灌漑され、水分コントロールをされながら育てられます。 ◆生産効率が悪い事でも数多あるコーヒー種の中で1,2位と言われるゲイシャ(ゲシャ種)です、このようにエチオピアでも過保護的に大事に大事に育まれていくのです。 ◆3年~5年の歳月を掛けて育てGESHA種をG1に精製したのが今回の珈琲です。 栽培から最短レベルでの収穫ということでかなりピチピチとしたゲイシャの良い風味がでているGESHAコーヒーとなります。 ★この価格にしてゲイシャ風味が感じられます! この10年程度、ゲイシャ種はパナマ産の最上級レベルのゲイシャを除き、そのイメージ通りの風味をしっかりと感じる事がとても難しくなりました。 もう一つ言いますと、パナマのオークションモノでさえも、中々価格に見合った”その風味”をあまり持っていない豆も多くみられます。 上記のその風味が指すのは、2003年~2008年頃までにパナマから出てきたまだ若々しい樹木から収穫された初期のゲイシャ種を彷彿される風味。 世界を驚かせたビンテージの風味です。 それはどのお店もの共通認識ではなく、あくまでも2003年からゲイシャ種を追いかけているWINWIN本舗の認識です。 その風味のカップに似たポイントが片鱗にあるゲイシャ珈琲は、なんともリッチな味わいとなります。 しかし、中々その風味を感じる事は難しいですし、その風味を知っている人も極限られます。 ◆またゲイシャ種の難しい処が、その風味を持った豆だとしても、焙煎のポイントを探しやすい豆、探しにくい豆に分かれるのです。 それは価格に関係なく個々に異なります。 まだまだ、色々とゲイシャについて語りたいですが、1行目に書いておりますように、このエチオピアGESHA種は、そのゲイシャ風味を感じる事のできる豆です。 しかも、焙煎ポイントは比較的簡単です。 カッピング・・・まず、ゲイシャなので当たり前ですが香味共にゲイシャが持ちうる独自の特徴を感じられるロットです。 品の良い甘い酸とゲイシャ特有の風味が華やかです。 表現が難しいのですが、よくジャスミンやハニー感といった表現がされます。 モカとは異なる、フルーティーで複雑なゲイシャ味を楽しめます。 後味も、綺麗に複雑な甘味を楽しめます。冷めるに従いその甘いゲイシ味は増していきます。 焙煎・・ハイ~ハイ+まで。 当店のお薦めは、浅めに煎り焙煎5日目程度からぐっと風味が強くなった本格味を楽しむ飲み方。7日以上でもどんどん美味しくなります。 焙煎後3日以上は寝かせる事をお薦めします。 |
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