コロンビア クエルカスコーヒー社 バレルエイジドRUM

生 産 国: コロンビア 
生産地域: パイーサ地方県カルダス県マルランダ 
農 園 名: ラ プリマヴェラ農園 
業   態: エステート 
農園主: ギラーモ アルベルス氏
ラム樽エイジング゙: 自社精製自社エイジング(クエルカスコーヒー社) 
品   種: カスティージョ
スクリーン: 15UP 
標   高: 1700m-1900m
収 穫 期: 2020年9月~11月
 精製方法: フルウォッシュド
乾燥方法: 天日乾燥 
クロップ年: 2020/2021
日本到着: 2021年10月 
梱包/保管: 真空パック/定温保管
La Primavera農園は、アンデス山脈がコロンビア中央で二股に分かれた北アンデスの西側内陸側の中央山脈に山麓高地に位置するカルダス県にあります。
この辺りは4000m級の山脈が西側に聳えている起伏に富んだ地です。
プリマヴェラ農園は、コロンビアの規模で言えば少量生産のスペシャルティ珈琲マイクロロット専門農園。 このページのトップのバナー農園写真のように、高標高の丘陵地に綺麗に整備された素晴らしい環境の農園で良質なコーヒーの生産から精製まで行われています

WINWIN本舗では、これまでも4年ほど当店として色々とバレルエイジド珈琲を試飲してきましたが、お酒感が強すぎたり、弱すぎたり、風味がボケていたりと取り扱いに今一歩アンマッチでありました。 手間がかなり掛かりまたその技術が必要であり、さらに商品にならないリスクがある事から価格は中々高めです。 そうした事から取り扱いには慎重にしていました。 そして、今回まずWINWIN本舗として最初に取り扱うにはピッタリのバレルエイジドとこのロットが確認できたことで自信をもって皆様にご案内させていただきます
飲んでみるとお酒??と思ってしまうほどですが、実際には一切アルコールは入っていません。 とにかく、大人な珈琲です。 エスプレッソにするのも良し、それにミルクを入れてホットカクテルのように楽しめますし勿論ロックでも美味しい。 これからのクリスマスシーズンにもピッタリだし、特別な珈琲として年中楽しめます!

カッピング・・・甘ーいラム酒が香る複雑な珈琲香。 もう、ラムケーキとかラムレーズンアイスとかが好きな人にはたまらない香りです。 風味もちょっとドライ感があり、アルコールが入っているかの様な気になる程、あくまでも珈琲なのにラム酒感がでます。 一瞬癖が強いかな?と思いますが、実のところはとても綺麗な風味です。 ミルクを入れてカフェオレにしても、ナチュラルカルアミルクのような感じでとても美味しいです。 エスプレッソにしてギュッと濃縮抽出しますともはや大人のお酒のようになります。 うんちく聞くよりもまずは試す事からをお薦めします
焙煎はハイ~シティ+と幅広く適応。 まずはシティ程度でお試しいただきまして、お好みで微調整してください。。    
  アロマ:
  ボディ:
  酸 味:
  後 味:


 スペシャルティ珈琲をラム樽でエイジングした特別なバレルエイジド珈琲です!

■このバレルエイジドコーヒーを生産するのは、Quercus Coffee社(クエルカスコーヒー社)。 この会社が所有する2農園(サンホゼ農園とプリマヴェラ農園)の内、標高がより高いプリマヴェラ農園のウォッシュドコーヒーが採用されています。 今回のバレルエイジドコーヒーは、8年以上ラム酒を寝かしたオーク樽に3か月程度特別な方法で寝かしたり攪拌したりしたラムの香味がギュッと詰まった珈琲です。

Quercus Coffee社の原型は、創業者ギラーモ氏と妻となる代々コロンビアでコーヒー生産している家系に生まれたのカルメンサ女史が2010年に出会う処からスタートします。 その後ギラーモ氏はコーヒーの生産にのめり込んでいきます。 そして、2017年頃ギラーモ氏のフロリダに住む義嫁との会話から一気に現在のQuercus Coffee社バレルエイジドコーヒーの世界的展開に発展していきます。 
 それは、スタバが試験的に作った最初の
バレルエイジドコーヒーの評判から、”アメリカではウイスキー樽で作ったコーヒーが好まれている。それならコロンビアならラム酒樽でもいけるじゃないか?との会話からです。  ギラーモ氏の子息セルジオ氏は、フロリダ大学で食品と資源経済学の博士過程を終了し、その当時はフロリダの大学でエコノミストとして非常勤講師をしていました。 そのセルジオ氏もアメリカでのキャリアを捨て2017年8月からコロンビアに戻りQuercus Coffee社の共同創設者としてラム酒樽でのバレルエイジドコーヒー作りと専門のマーケティングに専念します。 
 その行動の速さは、スタバがバーボン樽のバレルエイジドコーヒーを披露してから僅か5か月後の事です。 そもそもマイクロロット専門のスペシャルティ珈琲専門農園である
Quercus Coffee社はその後2年程度の歳月で世界的に知られるバレルエイジドコーヒー生産者となります。 勿論、その2年の試行錯誤と生産に掛かるコストが甚大です。 因みにバレルエイジドコーヒーをそのきっかけから成功に導いたセルジオ氏夫妻は、コーヒーの完成を見届けた後に再びアメリカに戻り、2021年現在セルジオ氏はセントラルフロリダ大学の助教として活躍中・・・勿論、Quercus Coffee社の共同経営者として引き続きテレワークでコーヒーの販路作りをするスーパー2足の草鞋を履いています。

バレルエイジド珈琲は、いまやアメリカをはじめコロンビア、ベトナムや日本と酒樽がある処では、そこかしこと作られるようにはなりました。  しかし、高地産マイクロロットの生産地で収穫され精製された良質な鮮度の高い珈琲をそのまま現地で仕込んだバレルエイジド珈琲は、私の知る限りまだこのQuercus Coffee社の珈琲だけです。 その酒の蒸留所とコーヒーの生産地がマッチしないとできないかなりレアな組み合わせなのです。 そして、コーヒーエイジングに使用する樽もどの酒類を仕込んだ樽かでその風味もそのまま変わります。 
 一番メジャーなのがウイスキー樽。 流通している
バレルエイジドコーヒーの殆どは、バーボン樽仕込みのものとなります(もちろんバーボン樽仕込みの珈琲も良いモノはとても美味しいです)。 この場合には、生産地からアメリカに運ばれて作られるパターンが多く、スタバなどはそのシステムでバレルエイジドコーヒーの殆どを作っています。  ラム酒のバレルエイジドはとてもレアなのですが・・・このラム樽が珈琲ととても良くマッチしています。

バレルエイジド珈琲と聞きますと、シンプルに樽に豆を入れて幾らかの期間保管しておけばいいのだろう・・と考えがちですが全然違います。  豆全体に樽の付いたリキュールの香味を程よいレベルに付着させ浸透させる技術が必要となります。 薄ければただの変な香りのする珈琲、強すぎればもはやお酒。 あれ?これお酒が入ってるコーヒー?と思わせる程の細かなレベルで香味を移す為にかなりの手間がかかるのです。
Quercus Coffee社
農園の様子やバレルエイジド珈琲の製造過程を紹介したユーチューブ動画をご案内します。 ラム樽ごと攪拌して香味を移す作業を確認する事ができます。 そのほか、寝かせたりして3か月で作業が終わります。
ユーチューブ紹介動画はここをクリック15秒あたりから少しだけですがラム樽の攪拌の様子が確認できます。このよう処理する事で、樽の色やラムの色が珈琲に付着します。
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