近年のブルンジ珈琲の発展は目を見張るものがあります。

 ★ガツクザWSは、2019年のCOEで優勝した優秀な生産者組合です。
 
昨年も同ロットもチェックしましたがCOEを獲った直後だけに厳しめにチェックして取り扱いを断念、今期は昨年よりも”らしさ”が良く出ており取り扱いに至りました! ブルンジのお薦めロットです。


中央アフリカのタンザニアの西側、ルワンダの真南に位置するブルンジのコーヒー。
1001の丘の国の異名も持つブルンジ。 国土の大部分が標高2,000m級の高原・丘陵が占める山岳地帯であり、寒暖差が大きく北部は特に珈琲栽培に適してエリアです。 

ブルンジのコーヒーはすべて小規模農家で栽培されています。 それぞれの農家で豆を収穫後に選別を行い地元のウォッシングステーションに持ち込みます。 今回のコーヒーは、ブルンジとルワンダとの国境沿いのンゴジ県ガシカンワ地区にあるガツクサ(精製所)の周辺112か所に設置された買い付けステーションに持ち込まれた約1万人の零細農家が収穫したコーヒー。

各生産者たちは早朝にチェリーを収穫し、買付ステーションに持ち込む前に、自宅でハンドピックとフローター選別を行っています。 自宅での選別が終わったら、キャリーバッグに詰め込み、頭に載せるか、自転車に積んで運びます。 同じに日に持ち込まれたチェリーは、ひとつのロットとして管理され、精製される。 パルピング後のウェットパーチメントは発酵槽でひと晩(8時間)寝かせます。 翌朝、足踏みをしてミューシュレージを取りやすくしてから、カガルラ川から引き込んだフレッシュウォーターをタンクに注ぎ込み、再び8時間浸けます。 午後になり、水路へパーチメントを流し込み、水洗する。水洗されたパーチメントを水槽に入れて12時間浸けます。 プリドライテーブルに移し、6時間かけてハンドピックを行ってから、天日乾燥させるアフリカンベッドへ。 天日乾燥は14日から21日かけて行います。これだけの手間をかけてガツクザのロットは仕上げられています
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BURUNDI
GATUKUZA WASHING STATION
 BURUNDI GATUKUZA WS KABIRA WASHED


生 産 国: ブルンジ
生産地域:  ンゴジ県ガシカンワ地区ガツクザ村
 品  名:  ガツクザ カビラ
業   態: 零細農家からの集買
   
品   種: ブルボン  (ミビリジ、ジャクソン)
 規   格: FW15+
スクリーン: 15UP
標   高: 1750m~1800m
収 穫 期: 2020年 3月-7月
 精製方法: ウォッシュド
乾燥方法: 天日乾燥(アフリカンベッド)
クロップ年: 2020
   
日本到着: 2021年3月
保管方法:  定温倉庫

 政情不安が長らく続いたブルンジ。 あまりに長い政治不安の歴史ゆえまだ少々燻り感が残っているものの、2008年からは概ね正常な国家となっているようです。 その国家の基軸となっているのが、正に珈琲産業です。 国民の半数以上(就業人口の約9割)が珈琲産業に従事し、国家の外貨収入の7割以上が珈琲輸出によるものと、まさに珈琲生産プロ集団国家なのです。
 そんな、国として重点を置いている珈琲産業はこの10年で大きく発展し品質は進化し続けています。 当初心配されていた輸送ルートに関しても、輸出港までの流通網が自国の努力と隣国の協力で幹線交通ルートの整備がどんどん進み、上質なままに輸出する事が可能になりました。 それら条件が揃っている事からさらなる発展が期待されている生産国です。
 2012年に、アフリカではルワンダにつづいて二か国目目のカップオブエクセレンスコンテスト開催国となりその品質が証明されています。

◇ガツクザWSは、テレンス・ンドゥワイズ氏が2008年に創設したステーション。 2012年にブルンジのCOEコンテストが始まったことから2013年からはスペシャルティ珈琲に特化した珈琲を精製。  2019年にCOEで優勝したことから現在世界で人気のあるブルンジ珈琲となっています。

カッピング・・・カシスやアプリコットの甘酸っぱさにアーシーさがプラスされる複雑な香り。  コクがありジューシーで甘い酸味がしっかり感じられるアフリカらしさのある珈琲。 ベリーやカシスを感じさせる強さのある甘い酸味と、力強いコクが、甘く複雑な味をバランスよく創る。 コクにはココア感のあるアーシーさがアフリカ味を出す 後味も酸味の強さが悪い方向に向かわずしっかり続く。  焙煎度合いの僅かな差でさらに素晴らしい珈琲に出会える瞬間もあります。
  焙煎は、ハイ+~シティがお奨めですが深煎りにも対応します。 思いっきりジューシーさを楽しむも、少し深煎りにしてカカオ感を全面に出すのもお好み次第ですが、アーシーさとカシス系酸味のバランスが程よくとれたハイプラス程度がおすすめ。
  アロマ:  
  ボディ:
  酸 味:
  後 味:  


Lot: KABIRA